ブラスト加工 Q&A

Q1.どの程度の大きさ・小ささまで加工できますか?

 

A1.サンド/グリットブラストはサイズに関してはトラックで陸上輸送できるサイズの物なら対応可能ですが、5トンを超える重さの物は形状によって対応できない場合もございますのでご相談下さい。(取り回しの際にクレーンに衝撃荷重がかかる形状の物は5トン以内でも対応不可の場合もございます)ショットブラストの制限は弊社保有の2台の加工機のいずれかで処理できる大きさまでとなりますが、加工機ごとに処理可能な形状が異なり、一概に何mまでとお答えすることができません。ショットブラスト加工をご希望の場合はお手数ですが個別にご相談ください。また逆に、小さな物(目安として一辺あたり100mm以下程度の物)に関しては、
弊社のブラスト装置では威力が強すぎて破損や紛失の恐れがあります為、基本的には対応不可とさせて頂いております。


Q2.出張施工には対応していますか?

 

A2.出張施工に対応できるだけの人手が確保できない為、出張施工は対応不可とさせて頂いております。


Q3.どのような形の物でも加工できますか?

 

A3.上記のサイズ制限に収まる物であれば大抵の形状の物は加工できますが、クレーンでの吊り上げが難しい物や「返し」の部分があって外からブラスト掃射を当てられない物など、稀に加工ができない場合もございます。 特殊な形状の物は事前に図面などでご相談ください。


Q4.加工できる材質に制限はありますか?

 

A4.お客様からご依頼を頂いている加工物は金属(鉄鋼・ステンレス等)が多いですが、その他にもセラミックや石など、ある程度の硬さがある材質であれば加工することができます。


Q5.塗装の前には必ずブラスト加工をする必要があるのでしょうか?

 

A5.長期間使用する機械設備や建材、屋外で利用する構造物などは耐久性の観点から塗装の前にブラスト加工を行うことをお勧めいたしますが、短期間しか使用しない物や既に表面がきれいな状態になっている物など、場合によってはブラスト処理が不要な場合もございます。お悩みの場合は加工物の状態や利用環境をお知らせ頂ければアドバイスをさせて頂きます。


Q6.溶射の前には必ずブラスト加工をする必要があるのでしょうか?

 

A6.溶射は塗装と比べて被膜の加工物への接着力が弱い為、溶射の場合は必ずブラスト加工による下処理を行って接着力を高める必要があります。


Q7.どの加工方法を選んだらいいでしょうか?


A7.加工の目的や加工物の材質によって、サンド/ショット/グリットのいずれかが適している場合とどの加工方法でも対応可能な場合がございます。選択に迷っている場合はご相談ください。


Q8.ブラスト加工で歪みが発生することはありませんか?


A8.ブラスト加工では加工物の表面に高圧力で研掃材を掃射しますので、加工物の形状や材質によっては歪みが発生する場合がございます。特に薄い板状の物を加工する場合は歪み(反り)が発生しやすいため、薄板部分を含む加工物のブラストを検討されている場合は事前にご相談下さい。また、薄板以外の加工物でも微細な削れや盛り上がりは発生しますので、ブラスト加工を行った箇所に関しては寸法精度は失われるものとお考え下さい。機械加工品など高い精度が必要な加工物は除外する箇所をマスキングする必要があります。図面などで事前にご相談ください。