サンドブラスト・ショットブラスト・グリットブラストの違い

加工対象物に打ち付ける研掃材として、サンドブラストでは珪砂と呼ばれる種類の砂を使用し、ショットブラストではショットと呼ばれる細かな鋼球を使用します。また、グリットブラストではグリットと呼ばれる角の鋭い鉄の粒を使用します。それぞれの加工法には以下の特徴があり、加工対象物の素材・形状・施工後の設置環境などによって適した加工方法を選択することができます。弊社では、グリットブラストを導入しております。



グリットブラストの特徴

大型のブラスト室を使用して施工を行うため、大きな物をブラスト処理することができます。
グリットは研磨力が非常に高くショットブラストよりも更に強力に錆や汚れを除去することができるため、強固な溶射被膜や塗装被膜を付けたい場合の下地処理として高い効果を発揮します。

サンドブラストやショットブラストと比べて加工費は高くなります。


ショットブラストの特徴

珪砂よりも硬度の高い鋼球を使用するため、固着した錆や汚れを効果的に除去することができます。
加工対象物の表面に荒い凹凸を付けることができる為、溶射やどぶ漬けのような密着力を必要とする表面処理の下地処理として高い効果を発揮します。


サンドブラストの特徴

■大型のブラスト室を使用して施工を行うため、建材や工場設備・タンク等の大きな物をブラスト処理することができます。

使用する珪砂の粗さを変えることにより表面の凹凸の荒さや光沢の度合いを調整することができ、後工程や利用環境により適した仕上げにすることができます。